コラム

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大統領来越の影響

大統領来越の影響

お疲れ様です。ハノイ山本です。

 

みなさん週末はいかがお過ごしでしょうか。ハノイは先週末にアメリカのバイデン大統領が急遽来られたとのことで街は大混乱状態でした。ハノイの近隣道路は封鎖され、大渋滞。みらいハノイ事務所前の道路(kim ma通り)も普通の日ですら渋滞するのにこの日は酷い有様でした。

 

アメリカの大統領がベトナムに来られたのは過去4人いて、古い順からクリントン大統領、ブッシュ大統領、オバマ大統領、トランプ大統領らしいです、なかでも我々駐在員にとって有名なのはオバマさんがハノイで入ったブンチャー屋さんが現在「オバマブンチャー」としてハノイ観光名所の一つになっていることでしょうか。そんななか、バイデンさんは歴代5人目の来越大統領ということになります。

 

24時間の滞在中、バイデンさんはベトナム共産党の最高権力者であるグエン・フー・チョン書記長と面談をされて両国の関係を包括的戦略パートナーシップに格上げする事に合意されたようです、背景には当然中国へのけん制があることでしょう。ちなみにこの包括的戦略パートナーシップですが、ベトナムは現在5か国と声明されています。中国(2008年)、ロシア(2012年)、インド(2016年)、韓国(2022年)、そして今回のアメリカです。実は日本はまだなんですね、いつか日本もそこに加わる日が来るのでしょうか。

 

あくまで主観ですがベトナムという国は外交にとても長けている国だと感じています。社会主義体制で中国とも経済関係を強めていながらアメリカや日本その他諸国とも関係を良好に保っています。近年は南シナ海の領有権をめぐって衝突している中越間ですが今回のアメリカとのさらなる関係強化がどのような影響が出るのか目が離せません。

 

それにしても大統領が来るという情報はもう少し早く貰えないものなんでしょうかね。一国のトップ、それもあのアメリカですから情報はギリギリまで出せないのでしょう、市井の人々(主にバイク通勤の皆様方)も、もしかして大統領が見られるかも?!というワクワクした表情よりも、やれやれ、というお疲れの表情に見えました・・・

この状態で1時間以上。早くメトロ開通してください・・・

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