コラム

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共催セミナー終えて

共催セミナー終えて

みなさんXin Chao! ハノイ山本です。

 

ハノイはまだ暑い日々が続いており、秋冬が来るのはもう少し先となりそうです、日本はもう寒いでしょうか、この位の時期の気候が一番過ごしやすくて仕事もはかどりそうですね。

 

さて、先週金曜日は京都銀行・横浜銀行様との共催セミナー(オンライン)を行いました。

 

ベトナムへの進出事情やEORスキーム、ベトナムの労務管理その他法人ローカライズについて1時間ほど解説しました。1時間で話し切るにはなかなか大変なボリュームでしたが、当日は100名前後の方にご参加いただき、盛況に終えることができました。

 

労務管理のパートでは労働時間や賃金、社会保険や退職解雇等の大きなテーマに絞って日本労働法との比較を中心に説明しました。私が社労士ということもありますが、これからベトナム労務管理をされる方は日本との比較をセットで考えるとOK・NGの線引きが明確に整理できるのでお勧めです。日本と同じ感覚で問題無いだろうと運用していると、ベトナム労働法では違法となることも非常に多いので、まず日本の労務管理実務をベースに「日本は●●だけどベトナムではどうなのだろう」という視点を持つことも効果的かと思います。例えば日本では一般的な振休制度がベトナムでは違法運用となりやすいこともこの代表例です。これはベトナムに限らず他の国でも同様です。

 

本当は労務管理だけでも1時間話せる論点はあるのですが、細かいところまでは説明ができず、かなり駆け足となってしまった為、次の機会に是非ゆっくり話したいと思っています。

 

進出スキームのパートでは、昨今、外資企業としての進出だけではなくローカル企業(名義)としての進出、あるいは法人格を持たず、一旦他社の箱(名義)を借りて現地活動を行っていくEORスキーム等の活用も増えてきていることを説明しました。外資企業の規制は、いまだに厳しいので納得できますが、どのスキームもメリット・デメリットがあるので慎重に判断して進出方法を決めていただきたいことを説明しました。これからベトナム進出を検討されている企業様も多数出席いただいたので、少しでも参考になるセミナーになっていれば嬉しいです。

 

それでは今週も頑張りましょう!

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