コラム
ベトナムの中秋節 「テト・チュン・トゥー」
みなさん Xin Chào!
みらいホーチミンのQuangです。
ホーチミン市は湿度の高い雨季で、非常に暑い日が続いています。夕方になると大雨が数時間降り、洪水・浸水・渋滞が発生し、生活に多大な影響を与えます。
さて、約1か月後にベトナムの伝統的な風習の一つである「中秋節」になります。ベトナムの美しい伝統的な文化で、活気が溢れる楽しい節句の1つです。旧暦8月15日に行われ、今年は新暦で9月29日になります。 ベトナム語で「テット・チュン・トゥー(Tết Trung Thu)」と言います。「子供の祭り」「子供の正月」とも呼ばれています。
実際には子供だけではなく、家族で集まり祖先に感謝をしたり、両親に感謝をしたりする伝統的な行事として知られています。
中秋節を祝うといいますと、定番は「月餅」と「ランタン」です。当日は月餅を食べたり、月を見たり、獅子舞ダンスや地域で行われるイベントに参加したり、ランタンを持って歩いたりなどして過ごします。
ランタンですが、最も伝統的なのは星形やウサギ型等のランタンで、ろうそくを灯し幻想的な雰囲気を楽しむことができます。近年は、ドラえもん・スパイダーマン・エルサ等のアニメのキャラクターも流行っています。
ホーチミン市5区チョロンにあるLuong Nhu Hoc通りやHai Thuong Lan Ong通り周辺は中秋節を彩るランタンストリートとなります。この時期になると多く人がランタンを買い求め、撮影にくる中秋節独特の光景です。
ランタンと同様に、月餅は中秋節の約1ヵ月前から販売されています。ベトナムで大手の月餅のブランドは 「Kinh Do」「Bibica」「Maison Moon Cake」などで、歩道などに多くの出店が見られるようになります。最近では、スターバックスでも一部の店舗で月餅を販売しています。
この時期にしか見られないベトナムの文化、雰囲気を楽しみ、ランタンストリートへ訪れてみてはいかがでしょうか。
それでは、今週もがんばりましょう!