コラム
ハノイにシェアサイクルがやってきた
みなさん Xin Chao!
ハノイの岩坂です。あっという間に月日は流れ、着任して早くも3ヶ月が過ぎました。
毎日刺激的な日々を過ごしております。
先日、人生で初めてホーチミン市へ訪問しましたが、「ここは全く違う国なのでは」というくらいの衝撃を受けました。
道路がとてもきれい、信号機も多く、交通ルールもある程度守られている。この時点でハノイ市とは大きく違います。
街並みも整っていて、どことなくタイのバンコクに似た雰囲気を感じました。
逆に言うと、ハノイ市はまだまだ発展する可能性秘めているということですね。
【ホーチミン市の街並み】
さて話は変わりますが、1週間ほど前に、通勤途中の歩道に、昨日まで無かったものが突如現れていて、とても驚きました。
「シェアサイクル」です。
これは、ベトナムのIT企業「Tri Nam Group」が展開する1年間の試験的事業で、ハノイ6つの区で自転車1,000台(半数が電動自転車)、サイクルポート79箇所が導入されました。
実は、同サービスはホーチミン市にて2021年に、先に実施されています。
使い方は、アプリ「TNGo」をダウンロードした後に、サービス利用ができます。
IT企業が実施するサービスなので、アプリはかなりしっかりとした作りで、サイクルポートの場所、自転車の数など、地図で視覚的に確認でき、便利です。
支払い方法はキャッシュレス決済が利用でき、QRコードを利用したスマートロックシステムも採用していて、かなり先進的です。
利用料金は、普通の自転車が30分5,000VND(30円)、電動自転車は、30分10,000VND(60円)となっています。
ハノイでは、移動手段として自転車を利用する人はまだ少なく、ほとんどがエクササイズ目的です。歩道は、車やバイクの路上駐車に専有されていることが多く、且つ道が悪い、交通量が多いことを考えると、自転車の移動はかなり難易度が高いと私は感じます。
このように、インフラ等まだまだ発展しきれていない部分と、最新のITサービスがミックスされているハノイ市はとても面白い街ですね。
シェアサイクルが、ハノイ市民にどこまで受け入れられるのか、観察していきたいと思います。
ベトナムは、9月1日から今年最後の連休に入ります。
もうひと踏ん張り、頑張っていきましょう。