コラム
ベトナム入国時はご注意を!~赴任時に私が巻き込まれたトラブル~

Xin Chào(シンチャオ)!みらいコンサルティングベトナムの今村です。
私は2026年6月より、ホーチミンに在住しています。 今回は、私がベトナム赴任にあたって実際に巻き込まれた「ビザ・滞在期限」のトラブルについてお届けします。
ベトナムに長期滞在・就労するためには、最終ゴールとして「TRC(一時滞在許可証)」を取得する必要があります。TRCの取得ルートはいくつかありますが、今回は私のケースを例にご紹介します。
私はまず、日本国内で3ヵ月有効の「DN(商用)ビザ」を取得しました。 その後ベトナムに入国し、現地で「WP(ワークパーミット:労働許可証)」を取得。さらにDNビザから「LD(就労)ビザ」へ切り替えた上で、最終的にTRCを取得する、という計画でした。
WP(労働許可証)までは問題なく取得できたのですが、いざLDビザへ切り替えるという段階になって、重大な問題が判明しました。 通常、ベトナムの入国審査を通過する際は、入国スタンプの横に「青字」でビザに応じた滞在期限が手書きされます。しかし私のパスポートを確認したところ、なんと「45日間(ノービザ・査証免除期間)」の滞在期限で入国したことになっていたのです。
私自身、初めてのベトナム赴任だったこともあり、入国時にその記載ミスを見逃してしまっていました。 気づいたときには滞在期限まで残り2週間を切っており、「このままではカンボジアへビザラン(陸路での国境越え)をして出入国をやり直さなければならないかもしれない」と、かなり焦りました。
その後、空港や出入国管理局へ直接赴いて滞在期限の訂正手続きを行い、LDビザへの切り替え時には経緯を説明する顛末書(説明書)を添付することで、なんとか事なきを得ました。しかし、解決にはかなりの労力と時間を要しました。
ベトナム赴任や出張の際は、パスポートに押される入国スタンプと、そこに記載される「青字の滞在期限」が法的に極めて重要な意味を持ちます。 在ベトナム日本国大使館でも2026年7月に注意喚起を行っており、場合によっては「入国スタンプすら押されていない」というケースも確認されているようです。
(訂正後のパスポート写真:右側のスタンプ押印部分が訂正箇所)
私がベトナムに数ヶ月滞在して最も強く感じるのは、「先週まで通用していた手続き(ルール)が、今週突然通用しなくなる」という変化の激しさです。日本では考えられないような対応に直面することも珍しくありません。
皆様がベトナムへ新規進出される際や、日本から駐在員・出張者を派遣される際は、入国時のチェックをどうぞ怠らないようご注意ください。
みらいコンサルティングベトナムでは、上記のようなトラブルへのご相談をはじめ、ベトナムの会計・税務・労務・進出支援など、現地に関するあらゆるお悩みに対応しております。どうぞお気軽にご連絡ください!
