コラム

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たまには海外出張も良いものです

たまには海外出張も良いものです

お疲れ様です、ハノイの山本です。

先週の日曜日は、私も所属しているハノイタッチラグビーのチーム仲間とラグビーワールドカップ日本戦を一緒に観戦しました。残念ながら決勝トーナメントには進めませんでしたが、良い試合だったと思います。

今、パレスチナは大変なことになっていますが、普段海外にいる身としては、こうやって海外で平和に生活・仕事ができているだけで幸せなことだと痛感します。

 

さて、そんな私ですが、先週はタイ(バンコク)に出張に行ってきました。7月から移転したばかりの、みらいコンサルティングのバンコクオフィスにも訪問させていただいたのですが、アソーク駅から徒歩圏内で行けるまさに一等地にあるオフィスで、とてもきれいなオフィスでした!スタッフの方々も温かく迎えてくれたので不自由なく仕事できました、感謝します。

 

私自身は5年振りのタイだったのですが、いつ来てもバンコクは大都会ですね。ベトナム一番の都市であるホーチミンと比べてもバンコクの高層ビルが立ち並ぶ姿や、整備されたインフラと比較したら、まだまだホーチミンは田舎なのかもしれません、逆に言えばもっと発展する余地があるのでしょう。(ハノイに至っては近代化という意味ではバンコクの足元も及ばないというのが正直な印象です。)

 

タイは近隣ASEAN諸国の中でも既に平均賃金がかなり上がっている国と言えるでしょう。数年前に比べ街では高級車もたくさん走っている印象を受けました。これだけ市場が成熟しきったタイと、まさに今進出・投資がピークになりつつあるベトナムのような市場では、社会(企業)の課題も少し異なってくるのかもしれません。例えばHR領域などはそれが顕著に表れるのではないでしょうか。タイのようにある程度金銭的余裕が生まれだした国の労働者は、金銭的報酬以外の部分を企業に求め出しているのかもしれません。日本の労働界隈の歴史を辿れば、市場が成熟し金銭的な余裕が生まれれば、また新たな領域で労働者の細かい権利主張が強まっていくことが証明されています。

 

一方、ベトナムはまだそのフェーズにはないような印象を受けます。非金銭的報酬や細かい労務管理等の論点が(まだ)あまり労使トラブルになっていないということです。これが社会的にトレンドとなって、企業の悩みとなるのは数年先の話になるかもしれません。ただ、いずれはその時が必ず来るだろうと考えています。

その時に慌てることのないように、企業としては事前に準備して対策を練っておきたいものですね。たまには自分のいる国を出て実際に足を運んで知らない世界を体感し、自国と比較して考えてみることも重要だと感じた1週間でした。いまやコロナも過去の話、外に出られるのなら積極的に外に出て知見を広めていくべきかと思います。みらいの日本メンバーにも直接伝えていきたいものです、それでは今週も元気にいきましょう!

タイらしいものを撮った写真はこれだけでした・・・

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