コラム
ベトナム中央銀行は3回目の主要政策金利を引き下げ
ベトナム中央銀行は3回目の主要政策金利を引き下げ
みなさん Xin Chào!
みらいコンサルティング(ベトナム)、ホーチミンのQuangです。
ベトナム中央銀行は5月23日に主要政策金利の引き下げに関する決定「第950号/QD-NHNN」を公布しました。利下げは3月と4月に続いて、今回で3回目となりました。
これに合わせて、1か月以上6か月未満の定期預金の上限金利も5.5%から5%へ引き下げられました。
また、公定歩合は3.5%に維持されますが、翌日物電子銀行間金利は6%から5.5%に、基準貸付金利は5.5%から5%に引き下げられ、各決定はいずれも2023年5月25日に発効します。
利下げを決定したのは、経済を安定させ、企業業績を回復させる狙いがあります。
2022年のデータによると、企業は高い負債水準を抱えていますが、今回の利下げによって短期的に利益が得られると予想される5つの業界は不動産、鉄鋼、食品、農水産物、建設です。
中央銀行は、利下げは経済成長を促進し、銀行間取引市場の流動性を支援し、企業や個人の資金調達を支援するのが目的だと述べました。 これらの措置は投資と消費を促進し、ベトナム経済全体の安定と発展に貢献することが期待されます。
みらいコンサルティングベトナムはこれからもベトナムへの新規投資を検討される企業の力になれるよう、日々情報収集に励んでいきたいと思います。
それでは本日も暑いですが、体調気を付けてお過ごしください!