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海外拠点の「組織力」を最大化する出向制度の活用法~3名体制を迎えるMCVNの現場から紐解く、受け入れ態勢と成功の鍵~

海外拠点の「組織力」を最大化する出向制度の活用法~3名体制を迎えるMCVNの現場から紐解く、受け入れ態勢と成功の鍵~

皆さん Xin Chào! みらいコンサルティングベトナム ハノイ支社の金森です。

今回は、弊社でも受け入れが増えてきました「海外出向」についてお話したいと思います。

ビジネスのグローバル化が加速する中で、ベトナム拠点の役割は「安価な労働力の確保」から「自律的な経営・付加価値の創造」へと大きく変貌を遂げています。これに伴い、日本本社から現地へ社員を送り出す「出向」の意義も、これまで以上に戦略的な視点が求められるようになりました。

 

出向がもたらす「投資」としての価値

日本本社から海外へ社員を出向させることには、大きなメリットがあります。

まず挙げられるのは、「グローバルリーダーの育成」です。異文化環境で、背景の異なるナショナルスタッフをマネジメントする経験は、日本国内では得られない視座を養います。また、本社の理念や品質基準を直接現地へ浸透させることで、海外拠点の「ガバナンス強化」にも繋がります。

一方で、コスト面や国内拠点の戦力ダウンといったデメリットも存在します。しかし、それらを上回る「現地と本社の強力なパイプ(ハブ人材)」が育つことは、中長期的な企業の成長において計り知れない資産となります。

 

出向を受け入れる側の体制構築

私たち、みらいコンサルティングベトナムにおいても、この1月から大きな節目を迎えました。これまで2名であった日本からの出向者が1名増加し、「3名体制」へと進化いたします。

受け入れ側の体制として、私たちが意識しているのは以下の3点です。

  1. 役割(Job Description)の明確化: 各出向者の専門領域を定め、責任分界点を明確にすること。
  2. ナショナルスタッフとの融和: 「日本人だけで決める」のではなく、出向者がスタッフのキャリアアップを支援するコーチとしての役割を担うこと。
  3. ナレッジの標準化: 属人的なスキルをチームの知恵へと昇華させる仕組みづくり。

この体制強化により、弊社はより多角的でスピーディーな、お客様への「伴走型サポート」を実現してまいります。

 

新たな選択肢としての「短期出向」

このように、海外出向は単なる「人員の補充」ではなく、本社と現地法人のシナジーを生み出し、組織を強靭にするための戦略的な投資です。

一方で、「数年単位の長期駐在は、業務都合やコスト面でハードルが高い」と感じられる企業様も少なくないでしょう。そこで一つご提案したいのが、「海外人材育成を目的とした、短期出向(数ヶ月〜半年程度)の活用」です。

短期間であっても、ベトナムという成長著しい現場の空気感に触れ、言語や文化の壁に直面しながらミッションを遂行する経験は、社員の視座を飛躍的に高めます。特に、次世代のリーダー候補にとって、若いうちに「日本という当たり前」が通用しない環境を経験することは、帰任後の業務においても大きな財産となるはずです。

私たちみらいコンサルティングベトナムも、1月からの3名体制を活かし、自らがその「育成の場」としてのモデルケースとなりながら、お客様のグローバル組織づくりにさらに深く伴走してまいります。

長期的なガバナンス構築はもちろん、次世代育成を見据えた短期出向の検討など、これからの海外拠点の在り方について、ぜひ私たちと一緒に考えてみませんか?

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